−マンションを終の住処(ついのすみか)にする方法−
一方、高齢になるほど歩行圏内で日常の買い物が済み、近くの診療所や病院に通える地域に住むことが必要になります。少子化が進み、人口の減少とともに地価の値上りが沈静化してきた今日では、マンションこそ、終の住処とすることが求められているのではないでしょうか。
マンションを購入する際に、居住者は室内仕上げをしていない躯体の空間を購入し、その後で室内仕上げを大工さんや工務店に発注するような方法にも適しているのが、この方法です。
ところが、紙の張替えを嫌われて日本では不人気。ならばと、張替え回数を少なくするために設計したのが、この障子。透明フィルムを和紙でサンドイッチした「障子紙〔岐阜県産)」を太鼓張りにしてみると、障子というより堂々たる「間仕切りスクリーン」。
ひょっとすると、「障子の逆輸入バージョン」と言えるのではないでしょうか?
どうやら私たちの生活は、「和洋折衷」という言葉では語りつくせない多様な「異文化融合」の空間に置かれているようです。