宮坂木造研究開発室の木造の家づくりガイド | ||||||
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住み心地の良い木造住宅に 樹齢より永く暮らせるように
昔から続けられてきた造り方に現代の技術をとりいれ 変化し続けるライフスタイルの器となる木造住宅をつくりましょう |
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◆木造の住み心地良さ 住む人は、熟練技能と良いデザインとエンジニアリングによって造られる木の美しさに包まれた、健康的な 室内気候の中で暮らすことができます。 また、この住み心地良さは、生活の質を向上させる、下図のような循環する建設プロセスをつくっていきます。 |
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生活の質 この循環がつくられれば、住む人だけでなく木造住宅を造る人も、生活の質を向上させることができます。 その結果、大きな住み心地良さが生まれます。 |
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(注)モニターの解像度は1024×768程度で見て下さい。
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もう一度この循環の流れを見たい方は 上のSTARTボタンをクリックしてください。 |
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上図は次の資料より作成:
◇「ギルドの人々から学んだもの-1991〜1997−」宮坂 公啓 ◇木造建築研究フォラム 木造軸組構法国際研究集会英語版講演録「持続可能な木造建築の可能性を探る」 1997.4.19 |
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室内気候 木造の家は、室内に柱や梁を現わすことにより吸放湿効果があるので、冷房費用を節約することができます。 |
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図−1 夏期(8月)の室内湿度測定
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図−2は、柱や梁を室内に現わした真壁の家と、ツーバイフォーのように構造体の木が室内に現われない 家の湿度を比較した結果です。 湿度の差は歴然としています。 |
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図-2 岡野 健「木材の環境性能」‐木の建築52号/2001年 木造建築研究フォラム発行より
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下の図に示すように、壁を造る方法は3つあります。 左の方法では、柱と梁の外側に壁を設けます。この方法は、ティンバーフレーマーズギルドによって開発 された stressed skin panel が基になっています。 他の2つは、日本でよく使われる方法です。構造体の間に壁が納まっているものを真壁構造、構造体が 見えずに壁の中に納まっているものを大壁構造といいます。 |
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−外付け大壁構造−
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−真壁構造−
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−大壁構造−
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「土壁と木の家」では、冬の晴れた日に室温が16度に保たれていると素足で生活できた、と建築主は言っています。図-3は、その時の室内温度の測定結果です。 建築主は、午前中2時間ほど暖房をいれ、晴れの日は暖房を切っていました。 |
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図−3 冬期(2月)の室内温度測定
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